先日、子供がアナフィラキシーを起こし、エピペンを使用しました。
処方されて4年間、今まではお守り代わりとなっていたエピペン。
いつか何かあった時のために処方されているもの。
子供の命を守るためのもの。
・・・。
・・・・・・。
なのに、実際にエピペンを打つと思うと少し躊躇してしまいました。
(本当に、このタイミングで打っていいのか??)
(もしかしたら、内服で落ち着くんじゃ??)
(もう少し待って、もっと症状がひどくなったら打てばいいんじゃない??)
(こんな躊躇して、手遅れになったら??)
いろんな考えが頭をぐるぐるしていました。
汗は噴き出し、手は緊張で震えます。
そもそも、アレルギーを含む何かを食べたかもわからない。
本当にアナフィラキシーなのかもわからない。
でも、症状はアナフィラキシーに似ている。
誤食していなくても、グレード3以上のような症状があったら打った方がいい。
グレード2だとしても、打ったとしても問題ない。
『迷ったら打て!!』
今までの、先生に何度も言われてきたこと。
高速で頭の中で繰り返す。
あきらかなぜん鳴。
強いせき込み。
症状は呼吸器官に集中している。
これ以上、進むのは危ない。
頭の中でそう結論づいた時、エピペンを打つ覚悟ができました。
子供の上にまたがり、足の上に座り、足を動かないようにし、右手でエピペンを持つ。
左手でキャップを外し、子供の太ももの外側にエピペンを90度にあてる。
「1.2.3で打つよ」と声をかけ、エピペンを押し当てる。
カチッとなったら「1.2.3.4.5」ゆっくり数え、注射したところを10秒程もむ。
容器にエピペンを戻す。
5分くらいして、救急車が学校に到着。
エピペンを打ったら、救急車。
エピペンを打っても、また症状がぶりかえすことがあるから。
ですが。。。。
正直、エピペンを打ち5分。
症状が落ち着いてきていた子供。
救急車にのるのが申し訳ないという気持ちでした。。。
結果として、その先の病院で私の処置も、救急車をよんだことも正解だと言われましたが、
原因がはっきりとわからないうえでの、アフナフィラキシー。
本当に怖いです・・・
そして、学校といういつも私が見れる場所にいないということ。
こんなにも小学校生活が不安なものとは・・・。
ただ今回のことで一つだけ言えること。
日ごろから、エピペンの練習、どのタイミングでうつかの症状の確認、打った後の行動を何度も何度も反芻しておくこと。
エピペンを打つなんて、半端じゃない緊張です。
子供も嫌がります。
そんな時だからこそ、日ごろから何度も練習しておくこと。
この重要性をとても認識しました。