こんにちは。アレっ子兄妹のママのりんごです。
兄・妹2人ともに食物アレルギーがあり、エピペンを持って小学校に通っています。
そんな二人の小学校入学の時に悩んだのが給食の対応についてでした。
周りにアレっ子の知り合いがいなかったので、誰にも聞く事ができずに不安な日々を過ごしていたので、今回は私達の経験談とともに書き出してみました。
小学校の除去対応は自治体によって違う
子どもに食物アレルギーがあるとき、入学前に確認したいのが住んでいる自治体の給食対応についてです。
幼稚園や保育園ではお弁当を持参したり、除去食を用意してもらったりと、それぞれの通う園によってい対応が違います。
公立の小学校では、市内全域が同じ給食対応という形をとっていることが多いようです。
私立の小学校では小学校ごとに対応が異なるため、小学校に直接確認されることをおすすめします。
例外もあるかと思いますが、個人のアレルギーに応じて個別の対応ということは、難しい市や町もあるのが現状です。
小学校前に、アレルギー解除が難しい状況であれば、早めに入学予定の市の給食の除去食対応を確認してみることをおすすめします。
除去が可能な食品は何か?代替給食はあるのか?
卵と乳製品を除去した給食を提供している自治体もあれば、アレルギー27品目を除去して提供してくれる自治体もあります。
また、除去により著しく栄養が不足している場合は、除去食ではなく代替食を提供している自治体もあります。
私の住む市では、卵のみの除去食対応をしていますが、隣の市では卵と乳製品の除去食を提供しています。
また別の市では、卵の除去はしているが、その除去ができるのは、作業工程の最後に卵を入れて料理が完成する場合のみ(かきたま汁など)というように、県内でも対応が全く異なります。
引っ越しをした後に、実は給食の除去が対応していなかった市町村だと判明したら、その市に引っ越しをしたために、お子さんは給食が食べられず、たくさんの代替食を持って行く必要が出てくるかもしれません。
除去できないものはどう対応するのか?
卵や乳製品などの除去に対応している自治体であっても、すべてのアレルゲンを除去となると難しいのが現実です。
ゴマや大豆、エビなどにアレルギーがある場合、これらの除去に全て対応してもらえるとは限りません。
そのため除去不可能な食品にアレルギーがある場合は、多くの場合は家から代替食を持参することになります。
また、オレンジやパイナップルなど果物にアレルギーがある場合や小袋で出たナッツ類など、それだけを配膳せずに、家からの代替食も持参しないという場合もあります。(無配膳対応)
こういった無配膳対応については、小学校単位で異なることもあるため、給食説明会などでは対応ができず、我が家の場合は、小学校入学の事前説明会・個別面談などの時に確認しました。
給食の配膳方法や給食当番はどうするのか?
アレルギーの除去対応している給食は、通常の食缶とは別の食缶に入れて給食センターから配送されることもあります。
給食センターから配送された食缶を方法や、食缶を教室まで持ってくるのは誰なのか?ということまで確認しておくと安心です。
給食当番についても、配膳はパンやご飯のみにしたり、アレルゲンが含まれるメニューは配膳をしないなどと事前に学校と決めておく必要があります。
この給食当番などは、学校により入学して担任の先生が決まってからとなる場合もあるかと思いますので、そんなに早い段階で考える必要はないかと思います。
弁当持参・保管方法は
弁当を持参する場合、その弁当の内容についても各小学校に確認しておくと安心です。
子どもの小学校では、生徒さんの対応は様々でした。
●食べられないメニューのみ代替のおかず持参
●完全弁当で、給食とは全く異なるお好み弁当
●完全弁当で、給食に似せた代替弁当
●食べられないものが一つでもあれば、弁当に切り替え
各学校で対応は違うかと思いますので、不安であれば直接確認するのが一番です。
また、この時に保管方法についても確認してみてください。
学校によって全く異なると思います。
うちの学校は、自分達の教室で保管ですが、学校によっては職員室の冷蔵庫に保管して下さるところもあるようですし、冷凍の物だけは冷凍庫に保管ができる学校もあるそうです。
暑さで腐敗が心配なメニューや、ラーメンなど伸びる食材など、昼前に届けることができるかどうか聞いておくというのも事前に確認できれば聞いておきましょう。
その場合、子供に届けるのか職員室に届けるのかなども聞いておくと、届けることになった時にスムーズにやりとりできますよ。
我が家の場合は夏でもランチジャーを持って行ってます。

給食費について
最後に気になる給食費について。
これも自治体によってさまざまです。
牛乳だけ停止できて、牛乳代だけは払わなくてもOKという自治体もあれば、一ヶ月のうち、一品でも何か食べられるものがあれば(主食だけ可など)全額支払う必要がある自治体もあります。
たとえば我が家の住む市では、
牛乳・・・×(持参)
カレー・・・×(持参)
ごはん・・・○(給食)
サラダ・・・×(持参)
デザート・・・×(持参)
という場合も、給食費全額払う必要があります。
自治体によっては、すべての給食を食べない日は(牛乳も含む)、1食分を返金するというところもありますので、お住まいの市町村で確認してみてくださいね。
最後に
小学校入学前に、食べられる食品が一つでも増えていて欲しい。
親なら誰だってそうだと思います。
子ども達がまだ1、2歳だった頃、病院の先生に次のように言われました。
●食物アレルギーは、3歳までにだいたい50%の子は食べられるようになる。
●3歳までに食べられなくても、90%の子は小学校入学までに食べられるようになる。
●残り10%の子は、小学校に入っても食べられない可能性もある。
うちの子ども達は、残念ながら二人とも小学校入学前までに食べられるようにはなりませんでした。
一日でも早くアレルギーが治ることが一番の願いですが、入学前に少しでも不安を取り除いて、お子さんの入学を迎えられますように。