我が家の子供達は食物アレルギーがあります。
アレルギーがあるということを知ったのは、離乳食を食べ始めるようになってから。
ずっと治らない乳児湿疹に疑問をもったことがきっかけです。
何らかの食べ物を口にして、よほど明らかな症状が出ればすぐに気付くことができたかもしれませんが、我が家の場合、離乳食を始めたばかりの時はアレルギーであるとすぐにわかるような顕著な症状は出ませんでした。
そのため、その症状がアレルギーによるものなのか、そうではないのかがわかるため非常に時間がかかりました。
食物アレルギーかも!?疑わしい時は、必ずメモを!!
●蕁麻疹が出ている
●今日はいつもより痒がる
●機嫌が悪く、なんとなくぐったりしている
●吐いたり、下痢をしている
これらはすべて食物アレルギーの症状の時に起こる症状の一部です。
アレルギーとは関係なく体調が悪くても同じような症状が起こることはよくありますが、これらがアレルギーの症状であると知っていることもとても大切なことです。
食物アレルギーといっても、その症状は人や食べた物によってさまざまです。
食後すぐに症状が出る場合もあれば、その調理法によっては、ある程度時間がたってから症状がでることもあります。
いつ症状が出たか?
はっきりと何時何分とわからなくても大丈夫です。時計⏰を見て、5分くらい前から咳が出始めたな?ちょっと前から痒がりだしたぞ?
そう気付いた時点で、そのだいたいの時間を書いておいてください。
どういった症状か?
症状については、詳しくメモをしておくと後々に医師に伝えやすくなります。
蕁麻疹が出ている場合
蕁麻疹が出た場所はどこか
蕁麻疹の形や大きさ
数はどれくらいか
蕁麻疹が消失したのはどのくらいか
顔が赤い場合
どこが赤いか。
口の周り?目の周り?ほっぺ?顔全体?
咳が出ている場合
咳は一回なのか、断続的なものか。
咳はケホケホとした咳か、ゴホゴホという咳か
嘔吐や下痢、腹痛などの消化器系症状
食べてすぐか?何時間くらいたってからか?
何回同じような症状があったか。
どんな場合においても、お子さんから目を離さないことが一番です。
一つの症状から始まりどんどん症状が増えていく場合や、一つだけで終わる場合、同時にいろいろなことが起こる場合がありますが、それも時系列順に書いておくと、わかりやすいかと思います。
蕁麻疹の場合は、スマホで写真を撮っておきましょう。
後から先生に見せる時には、蕁麻疹は消失している場合もあるので、気付いた時点で写真をとっておくことをおすすめします。
どういう食べ物を何時にどのくらい食べたのか?
何で症状が出たかを知るためにも、とても大切なことです。
どういう食材で、どういった調理法で、どのくらいの量を何時に食べたのか。
もし市販の食品の場合は、メーカーもメモしておくと良いでしょう。
後から原材料に何が入っていたのかを調べることができ、アレルゲンの特定がしやすくなります。
前に同じようなことはなかったか?
初めて食べる食材ではない時、前に同じような症状は出ていなかったかを思い出してみてください。
なんとなく怪しいなと思うものでもかまいません。
そのなんとなく怪しいなという物や、すごく意外なものがアレルゲンの場合もあります
特定原材料7品目、特定原材料に準ずるもの20品目に含まれていない食材がアレルゲンになっている可能性もあります。
記録で気付いたじゃがいもアレルギー
アレルギーは必ずしも、特定原材料7品目、特定原材料に準ずるもの20品目がアレルゲンとはかぎりません。
娘の場合は、娘じゃがいもアレルギーでした。
6ヶ月の時の血液検査では、じゃがいもを検査項目にはいれていませんでした。
検査項目の中でアレルギーがあると判断された食品を除去しても全く湿疹が減らず、蕁麻疹は時おりおこり、痒みもおさまりません。
除去しているのに蕁麻疹が出るのはどうしてだろう?
と思い、食生活をメモしていくうちに、怪しい食べ物としてじゃがいもが浮かびあがりました。
娘の場合、じゃがいもを食べて起こる症状は、食べてすぐにでるわけではなく、いつも食べてから6時間後くらいに蕁麻疹などの反応がでるのです。
もしかしたらじゃがいもかも?と思い、その当時お世話になっていた小児科の先生に伝えてみましたが、最初はなかなか信じてもらえませんでした。
「今までじゃがいもでアレルギー症状が出た子は診たことないよ」と言われ、じゃがいもが蕁麻疹の原因ではないと明言されました。
(のちに今のかかりつけの医師に聞いたところ、じゃがいものアレルギーも意外に多いのだと教えてもらいましたが・・・)
頼み込んで行った血液検査で、結果はラストクラス6の陽性反応でした。測定値は100以上。
医師になかなか信じてもらえなかったことは、とても悲しいことでしたが、きちんとメモや蕁麻疹の写真をとっていたことでじゃがいもが原因であることに確信をもって、血液検査をお願いすることができました。
改めて、検査結果をみてじゃがいもがアレルゲンの一つだったことがわかり、除去を始めていくと娘の蕁麻疹はほとんど出なくなりました。
(娘の場合は、マルチアレルギーで、血液検査をするとすべての項目が陽性判定になるため、少しの蕁麻疹や軽い痒みがある場合では検査で陽性であった物でも食べていました。)
食物アレルギーが疑わしい場合、病院に行くと、本当に事細かに症状を求められることが多いです。
問診であやふやな答えになってしまうと、アレルゲンを見つけることが遅くなってしまいます。
記録をとっておくことで、先生にしっかりと症状を伝えることができるので、もしかしたら・・・と思ったら記録をして病院に行くとスムーズにアレルギーの検査などもしてもらえると思います。