アレルギーっ子の友達付き合い。ママ友同士の付き合い方。

食物アレルギー ママ友との付き合い方アレルギーとママと人間と

わが家の子ども達、二人とも食物アレルギーがあります。

 

今では小学生1、2年になる子ども達ですが、幼稚園の時も小学生になってもお友達と遊ぶ時に一番悩むのは食べ物のこと。

アレっ子の友達付き合い

アレルギーっ子の友達づき合い

子どもが小学生にもなると、お友達の家に子どもだけで行くということも出てきます。

 

ですが、幼稚園の時と違って、親同士が連絡をして、親も一緒についていくというのは難しいのが現状です。

 

はじめて遊ぶお友達なども増えてきます。

 

もしはじめてのお友達と遊ぶと言った場合、うちでは、まず子どもに違う提案をします。

 

・お友達と遊ぶ時はお外で遊んだらどうかな。

 

・もしどうしても家の中で遊びたいなら、家に連れてきて一緒に遊んだら?

 

この提案をして、それでもどうしてもお友達の家に行くという時は、うちの子どもが食べられて、みんなでも食べられるものを持って行かせるようにしています。

 

子ども達同士は、幼稚園や小学校で至るところでアレルギーのあるお友達に接してきていたり、先生に説明をされていたりするためか、意外とアレルギーがあるからという理由ですぐに納得してくれることが多いです。

 

それだけ世の中にアレルギーという言葉が認知されているということなんでしょうね。

本当にありがたいです。

 

子ども同士の場合は、一言『アレルギーがあるから・・・』で伝わることが多いのですが、大人の付き合いでは、この一言では足りないことも出てきます。

『アレルギーがあるから・・・』は意外と伝わりにくい

食物アレルギー ママ友との付き合い方

当たり前かもしれませんが、アレっ子のママは、どんどんとアレルギーについて詳しくなっていきます。

 

自分の子ども達を守るため、日々アレルギー情報と向き合っているのですから、通常だったら見向きもしない細かい情報にまで日々眼を光らせています。

 

そういう毎日を送っているので、食物アレルギーのことを初めて知った初期の知識などは、どんどん当たり前の知識になっていきます。

 

例えば、乳アレっ子のママには当たり前かもしれない

『カゼインNa』は食べられないけど、『乳酸カルシウム』は食べられるよ。

とかそういうことです。

 

毎日のように原材料とにらめっこをしているので、裏面を見ると、あっと言う間に自分の子どもが食べられるかどうかを見分けることができるようになります。

 

7年も同じことを繰り返しているのですから、いつのまにか早くもなります。

 

ですが、アレルギーっ子ママが、毎日慣れてしまって当たり前にしている普段の行動は、アレルギーがない子のママにとっては日常ではありません。

 

スーパーで商品をひっくり返して、原材料を見たりなんてことはほとんどないのです。

 

たとえば、お友達の家にお呼ばれをしたとします。

『●●にアレルギーがあるんだ』としか軽く伝えないと次のような質問があったりします。

 

「アレルギーのあるものとそうでないもの、一緒の皿に並べて盛りつけてもでもいいよね。」

「アレルギーがあるって言ってたから、卵を一緒に煮たけど、取り出したから大丈夫だよね。」

「おはぎやお団子だから乳製品や卵なんて入ってないから食べられるよね。」

 

実際は全部、×です。

 

これは全部、私が一度は言われたことがあることです。

 

そのたびに自分の説明不足を認識します。

 

「うちの子ども、●●アレルギーがあるから・・・」

とだけ言っても、何がOKで何がNGなのかは『アレルギー』という言葉だけでは伝わりません。

 

もし説明不足が原因で、ママ友とギクシャクしてしまったりしては悲しいですよね。

 

そのママは一生懸命考えてくれて準備してくれたのに、一言で『アレルギーだから食べられない』と断ってしまったら、すごく残念な気持ちになると思うのです。

 

なので、もし先ほどのようなことを言われたら、私の場合は

[speech_bubble type=”std” subtype=”L1″ icon=”maru5.png” name=””]アレルギーがあって隣同士だと成分がくっついてしまう可能性があるから、申し訳ないんだけど○○と××は別々のお皿に盛りつけてもらってもいい? [/speech_bubble]

と正直に伝えます。

ほかにも、

[speech_bubble type=”std” subtype=”L1″ icon=”maru6.png” name=””]○○をとりのぞいても、同じお鍋で煮てしまうと成分が出てしまうこともあるから、同じお鍋で一緒に煮た物は取り除いても食べられないんだ。せっかく準備してくれたのにごめんね。 [/speech_bubble]

とか、

[speech_bubble type=”std” subtype=”L1″ icon=”maru7.png” name=””]用意してくれてありがとう!おはぎやお団子にも卵が使われてたり、乳製品が使われていることがあるんだよね。見た目だと一緒で気付きにくいから、毎回原材料見ないとわからないんだ。たぶん大丈夫だとは思うんだけど、念のため原材料見せてもらってもいいかな?[/speech_bubble]

ときちんと理由をつけて説明したり断ったりします。

 

もし、正直に伝えて、お付き合いが終わってしまうママ友となら、残念ながら縁がなかった諦めます。

 

ですが、アレルギーがあると知っていても、それでもお家に呼んでくれたり一緒に遊んでくれるママ友の場合、アレルギーのことを知ろうとしてくれる方が多いのも事実です。

 

『アレルギーだから・・・』って伝えたのに、何にも伝わっていないと嘆くよりは、自分の認識と相手の認識に違いがあるということを先に考えてみてください。

 

アレルギーを理由に子どもの友達付き合いやママ友との付き合いを敬遠するよりは、相手に理解してもらう、感謝するということを常に心がけるようにしていくと、ママ友とも仲良くお付き合いができますよ。

最後に

それともう一つ。

幼稚園に入園する前から、我が家で徹底していること。

 

もし親がそばにいない時に、お友達からお菓子をもらったら「ありがとう」と伝えて素直に貰う。そして、その場では食べずに必ず親に食べられるかを聞いてから食べる。

 

その場で「アレルギーだからいらない」と断ってしまうと、「お友達の優しい気持ちが傷ついてしまうよ」と伝えています。

 

食べ物をもらうということは、危ないので避けた方がいいのはわかっていますが、お友達との付き合いも大切です。

 

一度断ってしまうと、まだ幼稚園などでも関係がぎくしゃくしてしまうこともあります。

 

『これ食べられないからいらない』ではなくて、『食べられるかママに確認するね』というだけで、お友達との関係性を悪くしないだけでなく、子ども自身も親に確認するという習慣ができていきます。

 

周囲の大人に、子どもにアレルギーがあると伝えることももちろん大事ですが、子ども自身にも自分を守る行動を身につけておくと、親の目が近くになくても誤食の危険がだいぶ減りますよ。

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