ずっと前から気になっていた『ふるさと納税』
何年か前に一度確認をしてみたところ、住宅ローン控除で所得税が還付されてしまっているので対象外だと勘違いをしており詳しく調べたことがありませんでした。
今年もニュースで騒がれても全く気にしていませんでしたが、給食でもお馴染みの日東ベストさんの『フレンズシリーズ』のタルトを探していたところ、山形県でふるさと納税のお礼品があると知りました。
そこで、もう一度『ふるさと納税』のサイトでできる控除金額シュミレーションをしてみると我が家も寄付したうえで、住民税の控除が受けられるとういことがわかりました。
そもそも、ふるさと納税って何?
『ふるさと納税』
ここ何年も年末の時期になるとニュースなどで聞くこの言葉。
いったいどういうことなのか、もう一度確認してみました。
簡単にまとめるとこんな感じです。
ふるさと納税とは、都道府県、市区町村への「寄附金」
はじめてこの「ふるさと納税」という言葉を聞いた時に疑問に思ったのが、”納税”なのに「寄付金」って何?ということ。
もともと、国や地方公共団体などの地方自治体に寄附をした場合、確定申告を行うことで金額の一部が所得税及び住民税から控除されるのだそうです。
そして、この地方自治体への寄付というのが、『ふるさと納税』も同じように控除の対象とみなされます。
ふるさと納税とは、自分の選んだ自治体に寄附(ふるさと納税)を行った場合に、寄附額のうち2,000円を越える部分について、所得税と住民税から原則として全額が控除される制度です(一定の上限はあります。)。
つまり、ふるさと納税を簡単にいうと、
もともと税金を納める予定だった自分の住んでいる自治体への納税するのではなく、好きな地方自治体へ寄付という形で納税し、所得税や住民税から減税措置をうけること。
なんですね。
『ふるさと』と呼ばれているが、好きな市町村へ寄付できる
さらに、この『ふるさと』と呼ばれていますが、自分の出身地ではなく、どこの市町村にでも寄付することができます。
全く住んだことがない地域でももちろんOK!
さらに、その寄付金の使い道も選ぶことができます。
たとえば、
●昔、旅行に行った先の景色をずっと残したいなと思ったら、その旅行先での景観を残す取り組みに活用してもらう。
●災害支援で復興金として活用してもらう。
●将来のオリンピック選手を育ててもらいたいから、ジュニア競技選手育成のために活用してもらう。
など、各地方自治体により、さまざまな使い道があります。
もともと地方自治体を活性化するため、地方と都市部との税収格差を解消するために始まった”ふるさと納税”という制度。
自分が生まれ育ったところ、旅行に行った街、好きな食べ物の名産地など、自分が応援したいと思ったところに寄付できるのが嬉しいですよね。
寄付した分の金額の一部は、もともと納めるべき税金から差し引かれる
さて、それならどんどん寄付していこうと思ったら、ここでいったんストップです。
地方自治体に寄付をするのは、いくらでも問題はありません。
極端に言うと、1億円だって寄付したっていいんです。
ですが、寄付した金額全てが、還付・控除されるというわけではなく、あくまで控除額の上限は、収入や家族構成などさまざまな条件で変わってくるので注意が必要です。
自分の上限金額を知りたいなと思ったら、さまざまなサイトでシュミレーションできますよ。
我が家の場合は、住宅ローン控除も併用するため、こちらのシュミレーションを使用しました。
もっと簡単にシュミレーションしたい場合は、こちらも
納税をした市町村から寄付のお礼として特産物などのお礼品がもらえる
ふるさと納税をする方は、年々増加していることを御存知でしょうか。
自己負担額が2000円かかり、書類などを提出しないといけないにもかかわらず、ふるさと納税をする方が年々増加しているのは、それだけ魅力のあるお礼品が用意されている場合があるということも理由の一つだと思います。
また、CMなどでもよく目にする『さとふる』など、WEB上で簡単に各地方自治体の返礼品を見つけることができる納税サイトがあるということも増加している要因ではないでしょうか。
確定申告をしなくても良い場合もある(ふるさと納税ワンストップ特例制度)
『ふるさと納税』がはじまったばかりの頃、確定申告が面倒だなと思って、諦めていた方も多いのではないでしょうか。
私もその中の一人です。
ですが、今はとっても便利な制度ができているのです。
それが、ワンストップ特例制度。
1年間の寄付先が5自治体以内の場合であれば、確定申告をしなくても控除を受けることができるという制度です。
ただし、このワンストップ特例制度も、申請書を各自治体に提出する必要があるので、申請書の提出を忘れると寄付だけして、減税措置が受けられないので注意が必要です。
また、もともと確定申告が必要な方や5自治体以上にふるさと納税している方は、確定申告にして寄付金控除を申請する必要があります。
楽天市場にアレルギーっ子も嬉しいふるさと納税が!
前置きがかなりながくなってしまいましたが、タイトルにもあったアレルギーっ子のふるさと納税のお話。
商品を購入するイメージの強い楽天市場でしたが、なんとこの楽天市場でもふるさと納税ができてしまうのです。、
今回、私がふるさと納税をしてみようと思ったきっかけが、こちら。
アレルギー対応のタルトを探して、楽天市場を検索していたら、このスイーツセットが表示されました。
日東ベストさんのタルトは購入しようと思っても、1個単位で売っていることが少なく40ケ入りなど多い入り数のものが多く、なかなか購入することを踏みとどまっていたのですが、こちらのセットの場合は、タルトなどの詰合せ。
少量ずつをいろいろな味を食べられるというのもセットの魅力。
このセットを見て、我が家は山形県東根市にふるさと納税をすることに決めました。
ちなみに、11月1日より寄付額が変更されるそうです。
また、同じ山形県でも、酒田市はみんなの食卓の米粉パンセットや、
おなじくみんなの食卓のハムやベーコン、ハンバーグなどのバラエティセットなども返礼品として用意されています。
他にもアレルギーっ子に嬉しい返礼品がいろいろ
宮城県名取市では、小麦アレルギーの娘も食べられる米粉パスタ
岐阜県美濃加茂市では、米粉のヌードルや、ミックス粉など。
高知県 黒潮町では、7大アレルゲン不使用の非常食セット。
などなど、さまざまな返礼品が用意されています。
返礼品を探した時に、自治体の寄付した後の使い道が選択肢の欄をふと覗いてみるのも楽しいですよ。
初めてふるさと納税する場合、必ず注意したいこと
最後になりましたが、
ふるさと納税をする場合、注文者=納税者にならないといけません。
必ず、住民票に記載されている名前・住所を注文者情報として登録したうえで注文してください。
もし、住民票の内容と異なっている場合、税金の控除申請ができなるので注意してくださいね。