リップを塗るとかゆみや水泡が!原因は『ラノリンアレルギー』かも!?

リップで唇が荒れる原因はラノリンアレルギーの可能性紫外線・ラテックスアレルギー

こんにちは。子供の頃から敏感肌でアトピーもちのりんごです。

突然ですが、みなさんリップクリームは塗っていますか?私は、もう長い間リップを塗っていません。

私がリップを使わない理由はただ一つ。それは、唇がかえって荒れてしまうからです。

荒れ防止のはずのリップでかえって症状が悪化

唇の乾燥や荒れが気になってリップクリームを塗ったのに、かえってひどくなったことありませんか?

私の場合は、リップクリームを塗ると唇が痒くなります。口が腫れあがったり、痒くなったりと使用すると返って肌トラブルを引き起こします。

ずっと理由はわからなかったため、リップも口紅も使わずに過ごしてきましたが、ようやく自分がある成分のアレルギーだったことが判明しました。

それが『ラノリン』という成分です。

ラノリン (Lanolin) は、ウールに覆われた動物の皮脂腺から分泌される蝋である。

出典:wikipedia

このラノリンは、化粧品やステロイドなどの外用薬などに使われる一般的な成分で、天然の保湿成分とされているのですが、意外にアレルギーを起こす可能性がある成分ということでも知られています。

リップクリームや口紅などにも、ラノリンが含まれているものが多数販売されています。

薬用のリップクリームだから安心。

天然由来のリップクリームだから大丈夫。

と思って使用していても、なぜか痒みが出ることがあるという場合は一度成分を確認してみてください。

 

アトピーや乾燥肌などで、皮膚のバリア機能が低下している状態の時などには、とくに接触皮膚炎(かぶれ)をおこすこともありますので、ラノリン(精製ラノリン、還元ラノリン、ラノリンアルコール、加水ラノリン)が含まれる製品を使用して違和感があった場合などは、注意が必要です。

もちろん、リップクリームや口紅に含まれるパラベンや香料、タール色素など別の成分が合わないという可能性もありますので、必ずしも唇が荒れた=ラノリンが原因というわけではありません

今まで使用していて、唇が荒れたリップや口紅に共通する成分を探してみると原因の物質にたどりつきやすくなると思いますので、違和感があったらまずは成分を確認してみてください。

アレルギーに気付いたきっかけは外用薬

私は、アトピーでずっと皮膚科に通い続けていましたが、その中でどうしても身体に合わない外用薬というものがありました。

その外用薬を塗った時の症状はだいたいこの3つです。

使うとヒリヒリする。

使うと水泡が出る。

使うと痒みが出てただれる。

これがアレルギーによる症状であることに気付くまでは、なんども薬を使用しては悪化するということを繰り返していました。

私が症状が悪化したことのあるのが外用薬がこちらです。

・アズノール軟膏⇒使うとかゆみが出て、水ぶくれができる

・タリビット眼軟膏⇒非常に強い痒みと水ぶくれができる

・ヒルドイトローション⇒使うと皮膚がピリピリし、痒みがある

・ネオメドロールEE軟膏⇒かゆみが増す

(これ以外にも、ラノリンが使用されている外用薬は多数あります)

なんでこういった症状が出るのかわかりませんでしたが、ラノリンという成分がアレルギーをおこす可能性があるということを知り、調べてみると全てにラノリンが使用されていました。

あくまで、私がこのラノリンが合わないだけで、決して、これらの薬が悪いということではありません。

ラノリンが悪というわけではないので、使用していて違和感がない方は心配しすぎないで下さいね。

(私の場合は、外用薬を使用すればするほど症状が悪化する原因がわからず、それを医師に伝えてもなかなか理解をしてもらえませんでした。原因が判明するまで、すごく悩んだ過去があるので、同じようなことで悩んでいる方がいらっしゃれば・・・と思いここに書いています。)

アトピーの方で、いくらステロイド外用薬を使用しても、かえって症状が悪化するという場合は、こういった薬の中に含まれる成分にアレルギー反応を起こしている可能性もあるので、一度確認をしてみてください。

パッチテストで確認できる

「もしかしてラノリンアレルギーかも・・・」

と不安になった場合、パッチテストでアレルギーの有無を確認することができます。

パッチテストは、接触皮膚炎(かぶれ)の原因を確認する方法で、原因となる可能性のある物質をシートや絆創膏やにしみこませ、腕や背中に48時間貼り、そのシートをはがした後の皮膚の状態を観察します。

全ての皮膚科でパッチテストを行っているわけではないので、診察に行く前に「かぶれの原因を調べたいのですが、『ラノリン』のパッチテストを行っていますか?」など電話で確認してから病院に行ってください。

ラノリンを含む24種類のアレルゲンに対応したパッチテストパネルSという検査をしているところもあれば、原因物質を持参してほしいという病院もありますので、必ず事前に確認することをおすすめします。

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