学校からよく呼び出しのある息子。
「咳が出ていて、息苦しさを訴えています」
と今回もまた連絡をいただきました。
乳製品に重度の食物アレルギーがあるため、何かを誤飲したのかな?と最初は思っていましたが・・・
誤飲もしてないし、触ってもいない。
同じようなことが何回か続いているため、今回意を決していつもとは違う病院に行ってきました。
咳の症状が起こる時間帯はいつ?場所はどこ?
もともと気管支が強いわけではない息子。
風邪をひくと、咳がおさまならずよく貼るタイプの気管支拡張薬をもらっていました。
ですが、学校で咳が出たり、息苦しさを訴えるのは風邪をひいているときではありません。
時間はきまって掃除や昼休み時間の後。
1年生の時もたびたび同じようなことがおこり、2年生になっても同じ症状、同じ時間帯。
そして、なぜか毎日起こるわけではありません。
何度かたて続けに症状が出る月が春と秋にあるだけ。
乳製品や卵以外の何か食物アレルギーに関係するものを食べているかというと、そういうわけでもない。
ひどい時はぜん鳴(ゼーゼーする呼吸)もスゴイので、こちらも本当に焦ります。
症状が重く出た時は、じんましんに加え、ぜん鳴や、ひどい咳、息苦しさ、強い腹痛、を訴えたので食物アレルギーの症状に近い。
症状がそれほど重くないときは、息苦しさと咳、ぜん鳴だけで気管に症状が集中していて、食物アレルギーの症状とは言い切れない。
かかりつけの先生と何度も話しているのですが、やはりはっきりとした原因は不明。
たぶん何らかのアレルゲンが関与しているということだけ。
息子の通う小学校は、給食の後に掃除があり、昼休みがあるので、食物アレルギーの可能性も捨てきれないのですが、やはり気になるのは掃除や昼休みのあとという点。
昼休みに症状がおこる時もすべて教室の中で遊んでいるのです。
症状・・・気管支に集中
時間帯・・・昼(掃除や昼休み)
場所・・・教室や廊下
マスクの有無・・・マスク有
症状の出やすい時間帯や場所はわかっているのに、原因と対処法がわからない!!
本当に毎回毎回、担任の先生と保健室の先生にはご迷惑をおかけしています。
それなのに、いつも優しく息子のことを心配していただき、本当にありがたいです。
ですが、こんなにいっつもお世話になっててはいけない!!
なんとか理由をはっきりしなければ、きっとまた同じことが起きる。
そう思って、今回は小児科ではなく、きちんと専門の病院へ行って調べてもらうことにしました。
喘息の疑いがある場合は何科へ行く?
もともと息子と娘は、総合病院の小児科で5年以上、毎月1回診察していただいているので、気になることは全部その先生に相談してきました。
食物アレルギーのこと、アトピーのこと、花粉症のこと。
とにかくアレルギー関係では、すべてお世話になってきた先生です。
先生のことも、めちゃくちゃ信頼していますし、私も子供達も大好きです。
ただ総合病院なので、予約もなしに気軽に行けるところではありません。
もちろん、風邪の時は、近所の小児科に行きます。
ですが、アレルギーのこととなると、なんとなく別の病院で診てもらうことに対して申し訳ないという気持ちが働いていました。
娘が学校でアレルギー性鼻炎の疑いがあり、診断が必要になった時、ようやくアレルギー関係の病気で耳鼻科に行って診察してもらいました。

今回もアレルギーが関係している可能性が非常に高いのですが、呼吸器系に症状が集中しているので、専門医にいくことにしました。
私が選んだ病院は、
内科・呼吸器内科・小児科・アレルギー科を掲げている病院です。
内科が一番最初に掲げられていますが、経歴を見てみると内科の専門医でありながら、呼吸器内科の専門医で、アレルギー学会にも所属されている先生でした。
今の時代とても便利と思うのが、スマホですぐに病院のホームページを見られること。
病院のHPにいくと、その先生の紹介ページがあって、経歴や専門的に研究していた病気などがわかります。
ひとくちに内科といっても、
内科・循環器科
内科・消化器内科
内科・呼吸器科
内科・アレルギー科
など様々です。
今回の息子の場合は、喘息の疑いがあると感じていたので、呼吸器内科で、しかも喘息の検査する機械がおいてあるところを選んで行きました。
病院に行く時は、事前にチェック!!
もし、何かの病気を疑って病院に行くのであれば、事前にその病院ではどこまで検査できるかを確認してから行くと診断までがスムーズです。
病院に行ったものの、
『うちでは検査する機会がないので、専門的な機械がある病院を紹介しますね。』
と言われると時間も診察料もよけいにかかってしまいます。
事前にHPやネットの口コミ等で調べるか、電話で『○○の検査できますか?』と聞いてから病院に行くと、こんなはずではなかったのに。ということを防げます。
いよいよ診察へ
まずは、問診
まず病院に行き、受付で問診票を記入。
ここで症状について、心配なところと、伝えておかなければいけないこと(今飲んでる薬や持病など)を忘れずに書いておきます。
私の場合、先生と話すと緊張してしまって話す内容が飛んでしまうこともあるので、わりと症状まできっちり書きます。
また、病院に行く前に事前に聞かれる可能性が高いものはメモしておくとスムーズに診察にうつれます。
今回私が事前に準備していったメモには、
●いつ症状がでるのか。
●どんな場所で、どんな時にでるのか。
●どのような症状がでるのか。咳ならどういう咳か。
などを書いておきました。
その他にも、アレルギーがあるので、
アレルギー血液検査結果も持って行き、花粉やダニ・イヌ皮膚などにアレルギーがあることを伝えました。
息子がさまざまなアレルギーがあること、アトピーがあること、実際に出ている症状などから喘息の可能性が高いということで、レントゲンと呼吸機能検査をすることになりました。
レントゲン
レントゲンで、胸部をパシャり。
こちらは、喘息を調べると言うよりは咳の原因が喘息以外にないかを確認するためにとったようです。
呼吸機能検査
ここでは、肺活量と努力性肺活量を調べました。
口の中にマウスピースを加えて、鼻を洗濯バサミのように専用のクリップでとめて行います。
最初は肺活量の検査。
マウスピースを加えながら、吸って吐いてを繰り返して、看護師さんの合図でゆっくり息を吐ききり、吐ききったら息を吸います。
これが、子供には難しかった・・・。
息を吐ききるということがとにかく出来ずに、また吸ってしまいます。
「吐ききって~」
という言葉とともに、もう一回軽く息を吸ってから吐いてしまうんですよね。
4回目の挑戦でなんとか成功。
息子くん、がんばりました。
もうひとつは、努力性肺活量を調べるというもの。
先ほどと同じように息を吸って吐いてを繰り返して、その後大きく息をすって、一気に息を吐き出します。
こちらは、なんとか一回でクリア。
この検査、本当に大変。
息子曰く、痛みとかは全くなかったそうですが、息を吐ききったり、限界まで吸うということがどうしてよいかわからないそうです。
小さいお子さんだとたぶん難しいです。
あとは結果待ちです。
結果
胸部レントゲンには、目立った異常はなかったものの、やはり呼吸機能検査での結果が思わしくなかったようです。
二回目に行った努力性肺活量の検査をすると、1度に吐ききる息の量が分かるそうなのですが、息子の場合、その最初の1秒間に出た息の量が少ないそうです。
これが少ないということは喘息の可能性が高いのだそう。
診断結果として
「たぶん喘息で間違いないね」
という診断が出ました。
たぶん?
間違いない?
どちらからはよくわかりませんが、喘息ということなのでしょう・・・・。
今回は吸入薬と内服薬の説明を受けましたが、先生と相談してとりあえず内服薬を一週間使ってみてから、また様子を見せにいくことになりました。
結果としては、マスクなどをしていても症状が出ているので、これを抑えるには予防薬を使っていくしかないそうです。
喘息予防のために続けていたスイミング。回数を増やそうかな。