息子は、小さな時からずっと食物アレルギーと喘息予防にと、ザジデンドライシロップを飲んでいました。
ですが、今年から花粉症の症状が出てきたため、お薬変更。
ザジデンだと学校にいる時に眠くなって耐えられないそうです。
確かに、ザジデンを飲んだ時の眠気は強力なので、私もお薬変更は賛成です。
というわけで、息子は約2ヶ月ちょっと前くらいからアレロックのジェネリックを飲み始めました。
息子、ジェネリックの名前の違いに混乱
息子が飲んでいる抗ヒスタミン薬はアレロックのジェネリックです。
ジェネリック医薬品は、発売から長い年月が過ぎ特許が切れた先発医薬品(ここではアレロック)と同じ有効成分を含む後発医薬品です。
[speech_bubble type=”std” subtype=”L1″ icon=”boyk.png” name=”息子”] なんでアレロックって言ってるのにもらったお薬の名前違うの?[/speech_bubble]
[speech_bubble type=”std” subtype=”R1″ icon=”maru3.png” name=”りんご”] それは、アレロックと同じ効果のある成分が入っているお薬だからだよ[/speech_bubble]
[speech_bubble type=”std” subtype=”L1″ icon=”boyk.png” name=”息子”] アレロックと何が違うの?[/speech_bubble]
[speech_bubble type=”std” subtype=”R1″ icon=”maru3.png” name=”りんご”] 花粉症に効くお薬の成分は入っているんだけど、色や大きさ、味とか添加物が違うんだよ[/speech_bubble]
[speech_bubble type=”std” subtype=”L1″ icon=”boyk.png” name=”息子”]『テバ』っていうのが名前? [/speech_bubble]
[speech_bubble type=”std” subtype=”R1″ icon=”maru3.png” name=”りんご”] ううん。それは作っている会社の名前。実際には、オロパタジン塩酸塩っていうのが名前だよ。でも、わかりにくかったら、アレロックのジェネリック飲んでますって伝えてね[/speech_bubble]
先生も私もアレロック、アレロックって言っているのに、自分のもらった薬のどこにも『アレロック』と書かれていないことが不安だったそう。
7歳なのに、よく見てるなぁ・・・
自分が子供の頃は、飲んでる薬の名前なんて覚えてなかったよ。
息子は7歳を超えているので、顆粒ではなくOD錠が処方されました。
OD錠の飲み方は?
ずっと顆粒のお薬だったので、OD錠を飲むのは初めての息子。
どうやって飲んでよいのかわからないようです。
OD錠は口腔内崩壊錠(こうくうないほうかいじょう)と呼ばれ、水なしで飲めるおくすりです。
口の中に入れると、すぐに溶けだすので、錠剤などとちがい子供にも飲みやすいお薬です。
水なしでも飲めますが、水と一緒に飲んでも効果に差はありません。
息子の場合は、水なしで舌で溶かしてから、お薬がほとんど口の中になくなってから最後に水を飲んでいました。
ジェネリックは1種類じゃない
1ヶ月オロパタジン塩酸塩OD錠を飲み続けて、次の月のお話。
いつも通り病院へ行き、いつもと同じ薬局で内服と外用をもらってきました。
その日の夜・・・
[speech_bubble type=”std” subtype=”L1″ icon=”boyk.png” name=”息子”]これ、前の薬じゃない・・・[/speech_bubble]
息子が舌をべーっと出して、薬を嫌がっていました。
間違った薬もらってきた?
あせって薬を確認しても、しっかりオロパタジン塩酸塩OD錠と書いています。
[speech_bubble type=”std” subtype=”L1″ icon=”boyk.png” name=”息子”]これ、『テバ』じゃなくて『トーワ』って書いてるよ[/speech_bubble]
[speech_bubble type=”std” subtype=”R1″ icon=”maru1.png” name=”りんご”] え~っっ!違うお薬だったんだ?ごめんね、ママちゃんと聞いてなくて[/speech_bubble]
そういえば、薬局さんでお薬をもらったときに、
「包装は変わりましたけど、アレロックのジェネリックなので同じですからね」
と言われてました・・・。
包装は変わった=デザインが変わった
と思っていたら・・・
包装が変わった⇒違う会社のジェネリックになった
ということだったみたいです・・・・。
オロパタジン塩酸塩錠「○○」というアレロックのジェネリックはいろんなメーカーで出されていて、その数はなんと20種類以上も!!
数の多さにびっくりです!
そして、息子曰く、今回の『トーワ』のオロパタジンはスースーするそう。
ネットで調べてみるとミント味。
ミントとかはっかみたいにスースーするのが苦手な息子にはあわなかったようです。
今回は、もうこれで1ヶ月もらってしまっていたので、息子には舌で溶かさず水で飲んでもらいなんとか一ヶ月これを飲みました。
次は『テバ』に戻してもらわなければ・・・
薬が合わなかったら誰に相談?
ようやく次の診察日。
先生に、前の薬が息子の口に合わないみたいで・・・
と相談すると、意外な答えが。
ジェネリックはお医者さんが指定しているのではなくて、有効成分の名前で処方箋を書くので、ジェネリックの種類は、薬剤師と相談してねとのこと。
処方箋に有効成分名(アレロックだと『オロパタジン塩酸塩』)が書かれていて、変更不可のところにレ点が書かれていなかったら、お医者さんがジェネリック医薬品を決めるのではなくて、薬剤師さんと処方箋をもらった私達で相談してお薬を決めて良いのだそう。
なので、ジェネリックのお薬の変更は
お医者さんに相談する⇒×
薬剤師さんに相談する⇒○
なのだそう。
初めて知りました。
ジェネリックほとんど頼んだことがなかったけど、いろいろとあるんですね。
NOということも大事
というわけで、いつもの薬局に行ってお話しました。
「子供が味が苦手らしくて・・・前の薬にもどせませんか?」
「もちろん大丈夫ですよ。合わなかった場合はいつでもおっしゃって下さいね」
とすんなりOK。
こんなに簡単にお薬って変えてもらえるんですね。
あわないお薬、苦手なお薬を今までは無理して飲んでいましたが、もしそのお薬でジェネリックがあるのなら、
「あわないので変えて欲しい」ということもできるんですね。
息子のことで、ひとつ勉強になりました。
そして、ジェネリック医薬品、いつもなんとなく避けてきてましたが、こういう『味』や『大きさ』などが苦手場合は、飲みやすくなるというメリットがあるんですね。
先発品じゃなくて、ジェネリックでもいいよという方は、さまざまな医薬品メーカーのジェネリックを試してみると飲みやすいものに出会えるかもしれませんよ。